日本橋とは?
日本橋(にほんばし)は、東京都中央区にある歴史ある石造アーチ橋です。
東京駅から徒歩10分ほどという都心の一等地にありながら、江戸時代から日本の交通の中心として栄えてきました。
現在も橋の中央には「日本国道路元標」が設置されており、日本の主要国道の起点となっています。
歴史的価値だけでなく、日本全国へ続く道路網のスタート地点としても知られる、日本を代表する橋のひとつです。
日本橋が最初に架けられたのは1603年(慶長8年)。
徳川家康による江戸の町づくりが始まった頃、江戸で最初に整備された橋として誕生しました。
当時は木造橋でしたが、その後、火災や老朽化などにより何度も架け替えられています。
現在の橋は1911年(明治44年)に完成した石造りの二連アーチ橋です。
100年以上経った現在でも現役で使われており、国の重要文化財にも指定されています。
また、日本橋は山口県の錦帯橋、長崎県の眼鏡橋と並び、「日本三名橋」のひとつとしても知られています。
日本国道の起点
日本橋を語る上で欠かせないのが、「日本国道路元標」です。
橋の中央付近には道路元標が埋め込まれており、ここが日本の道路網の起点になっています。
現在でも国道1号・4号・6号・14号・15号・17号・20号など、東京を起点とする主要国道は、この日本橋を起点として距離が計測されています。
例えば、
- 国道1号は大阪方面へ
- 国道4号は東北・青森方面へ
- 国道20号は甲府・長野方面へ
と、日本全国へ道路が伸びています。
普段何気なく走っている国道も、その始まりはここ日本橋です。
道路好きなら、一度は訪れてみたい場所と言えるでしょう。
橋のデザインにも注目
現在の日本橋は、美しい花崗岩で造られた石造アーチ橋です。
橋の欄干には麒麟や獅子などの装飾が施されており、細部まで非常に凝った造りになっています。
ただの道路橋ではなく、近代日本を代表する土木・建築作品でもあります。
橋を渡るだけでなく、ゆっくり歩いて細かな装飾を眺めてみるのもおすすめです。
橋の周辺も散策できる
橋の四隅には小さな広場や歩道が整備されています。
橋全体を眺めたり、日本橋川を眺めたりできるスペースになっており、写真撮影にも人気です。
東京駅から歩いて約10分という立地なので、丸の内や日本橋エリアの散策と合わせて訪れる人も多くいます。
高層ビル群に囲まれながらも、100年以上前の橋が現役で使われている景色は、とても不思議な感覚になります。
首都高速と日本橋
現在、日本橋の真上には首都高速道路が通っています。
そのため、美しい石橋の上に巨大な高架橋が覆いかぶさるような景色になっています。
この景観は長年議論されてきましたが、日本橋周辺の景観改善や首都高速の老朽化対策として、高速道路を地下トンネルへ移設する計画が進められています。
完成すれば、現在橋の上を覆っている高架橋は撤去され、約70年ぶりに空が開けた本来の日本橋の景観が戻る予定です。
今の「橋の上に高速道路が走る日本橋」という景色は、近い将来には歴史の一場面になるでしょう。
東京の中心で歴史を感じる場所
日本橋は、東京を代表する歴史的建造物であると同時に、日本の道路網の出発点でもあります。
江戸時代から続く長い歴史。
美しい石造アーチ橋。
そして全国へ続く国道の起点。
一見すると都心にある普通の橋に見えるかもしれませんが、その背景を知ると見え方が大きく変わります。
東京駅からも近く徒歩で訪れることができるので、東京観光や街歩きの際にはぜひ立ち寄ってみてください。
日本の歴史と交通の中心地を、自分の足で歩いて体感できる貴重なスポットです。
日本橋
アクセス情報
所在地
住所:東京都中央区日本橋
マップコード:648 640*23
マップ
※本記事や写真は訪問当時の情報です。最新情報は公式サイト等でご確認ください。





