神奈川県
神奈川県小田原市
エリア: 箱根・小田原
投稿: 2025年10月27日
小田原城
小田原城とは? 相模湾を見晴らす小高い丘に築かれた小田原城は、戦国期に関東一円を治めた後北条氏の本拠。城下町と外郭(惣構)の広がりは当時としても屈指の規模で、豊臣秀吉の小田原合戦(1590)でも容易には落ちませんでした。現在見られる天守は、明治の廃城で失われたのち、1960年に往時の姿を模して再建されたもの。2015~2016年に耐震補強と展示更新が行われ、最上階の展望デッキからは相模湾や箱根火山帯、丹沢の稜線までぐるりと望めます。城址全体は国指定史跡で、石垣や門、堀、土塁のスケール感は歩いてこそ伝わるもの。ドライブの途中で、歴史の大舞台にひととき身を置いてみませんか。 小田原城へのアクセス方法 車の場合は小田原厚木道路「荻窪IC」から約10分、西湘バイパス「小田原IC」から約5分、東名高速「大井松田IC」からは約40分が目安。城址公園には一般向け駐車場がないため、周辺の有料コインパーキングを利用するのが基本です。休日は道路・駐車場とも混み合うため、早めの到着か、JR・小田急・箱根登山鉄道「小田原」駅(徒歩約10分)の併用がおすすめ。城の東側(学橋付近)や小田原駅周辺にパーキングが点在し、天守までの散策も楽しめます。 城内散策の見どころ(門・堀・石垣) 城域の表情を決めるのが、復元整備された馬出門や銅門(あかがねもん)一帯。石垣の反りと白壁の直線が交わり、堀に水面がきらめきます。堀端の散策路は起伏が少なく、歴史のスケールを体で感じられる区間。門前の橋を渡ると、城攻めの視点で「屈曲する通路」や「横矢掛かり」の仕掛けが見えてきます。 赤い欄干の学橋を渡って石段を上がると、本丸・天守のある高まりへ。樹間に現れる白い櫓や土塀が、城の立体感をリズム良く見せてくれます。季節の花木も豊かで、春は桜、初夏は花菖蒲、秋は紅葉が堀や石垣を彩ります。写真派には、石段下から見上げるカットと、学橋上の対称構図が狙い目です。 天守からの眺め(相模湾と山並み) 最上階の展望デッキはぐるりと一周でき、箱根外輪山・丹沢の稜線、市街地の広がり、相模湾の水平線まで一望。 城が交通と海の結節点に築かれた必然が、風景から腑に落ちます。晴れた日は伊豆大島の稜線までくっきり。風が抜けるデッキで、戦国の武将が見たであろう地形の「論理」を追体験しましょう。 外縁の回廊からは、瓦と鬼瓦越しに市街のディテールが近く、石垣の曲線や土塁のラインも俯瞰できます。近世城郭の「防御の地形学」を、上から図解するように読み解けるのが天守の愉しみ。足元の瓦や欄干を前景に置くと、写真に立体感が生まれます。 相模湾側は時間帯で表情が一変。午後の斜光で波が銀色に光るタイミングは、望遠で「海・島・雲」のレイヤーを圧縮するのがコツ。冬季は大気が澄み、伊豆諸島の形まで美しく浮かびます。 常盤木門SAMURAI館と城の歴史を知る 天守入口近くの常盤木門周辺には、甲冑・刀剣・合戦図などを通して武家文化を体感できる展示施設が集まります。後北条氏の歴史、関東支配の要衝としての小田原、そして1590年の小田原合戦へ――展示は流れが分かりやすく、短時間でも「なぜここが強かったのか」を腑に落とせます。忍者や甲冑体験のプログラムもあり、家族連れにも好評です。 公園内には、明治~昭和初期に建てられた趣ある建物も点在。戦国から近代までの時間が同じ丘陵に折り重なっており、城が都市とともに生きてきたことを教えてくれます。展示を見たあとに堀端を歩くと、史跡としての小田原城と「今ここで暮らす町」の連続性が一段と鮮明になります。 訪問日にイベントや季節の装飾に出会えるのも城址公園の持ち味。写真のような手作りランタンの展示など、市民に開かれた空間としての城を感じられる催しが随時行われます。旅のスパイスに、イベント情報も事前チェックを。 お堀と門を外から味わう「城景」 外周の堀端からは、石垣の打ち込み接ぎや水面に映る白壁が美しく、いわば“城を風景としていただく時間”。観光の動線から半歩外れて、堀のカーブに沿って歩くと、城下の地形に寄り添って築かれたことが実感できます。午前は白壁が順光で映え、午後は水面反射が柔らかくなって撮りやすい印象です。 北側は小田原駅方面。鉄道・道路が放射状に集まる交通結節点の眺めが広がり、城下町の骨格がそのまま現代都市へ受け継がれていることが分かります。城と町の距離の近さは、ドライブ旅でも寄り道しやすい最大の利点。カフェや名物のかまぼこ店へも歩いてアクセス可能です。 小田原動物園の記憶(※現在は閉園) 本丸広場一帯には、長年親しまれてきた「お城の動物園」がありました。写真は当時のサル舎の様子。城跡整備の進展に伴い動物たちは順次他園へ譲渡され、最後に残っていたニホンザルも2023年12月に移送されて、動物園は閉園となりました。城の歴史とともに歩んだ市民の記憶であり、天守では動物園の歴史を振り返る特別展も開催されました。今は静かな公園として、堀や石垣の風景がよりいっそう深く味わえます。
神奈川県箱根町
エリア: 箱根・小田原
投稿: 2020年6月28日
箱根ガラスの森美術館
箱根ガラスの森美術館は大涌谷の景色も望めるヨーロッパの雰囲気があるヴェネチアングラス専門の美術館です。大涌谷は写真でいう奥にある水蒸気が出ている山です。 ポイント 美術館ですが美術品の写真撮影が全てOKな珍しい美術館で、スマホで撮った美術品をSNSに上げることもできます。ガラスの美術品を見て楽しまれる方、SNSをされる方にもおすすめです。庭園のガラス展示は太陽の光が当たると綺麗な写真を撮る事もできます。 ホームページ 箱根ガラスの森美術館HPhttps://www.hakone-garasunomori.jp/ 館内の様子 館外の様子 ポイント 外は庭園になっていて、屋外でもガラスを楽しめます。ガラスの展示品に光が当たるとキラキラと光り綺麗なので、晴れていると更にきれいです。 マップ
神奈川県横須賀市
エリア: 横須賀・鎌倉・湘南
投稿: 2024年7月2日
鷹取山公園
鷹取山公園は神奈川県横須賀市に位置し、標高139mの鷹取山を中心に整備されている公園です。 鷹取山公園 この山は垂直にそびえる岩石が特徴で、「湘南妙義」とも呼ばれています。東西に連なる山並みの頂上には展望台があり、そこからは富士山や伊豆、箱根、房総半島までの壮大なパノラマビューが広がります。 山頂近くには巨大な磨崖仏が彫られており、この地の名所となっています。 また、鷹取山から神武寺へ続くハイキングコースは四季折々の自然を楽しむのに最適です。山頂の岩肌には無数の穴が開いており、これらはロッククライミングの練習で使用されたハーケンの跡です。 鷹取山公園の様子 鷹取山公園は横須賀の住宅街のはずれにあり、 散歩やハイキングにも最適です。 写真を撮ったのは朝の4時頃なので暗いですが、散歩している方は他にも居ました。 鷹取山公園からの夜景 中腹辺りでも標高が高く見晴らしがいいです。 なので横須賀の夜景も良く見えます。 また、より高い場所から夜景を見下ろせる山頂付近の展望台もおすすめです。 鷹取山公園展望台 山頂付近にある展望台へは、公園の入り口から早足でスタスタ歩いていけば15分ほどで着きます。 階段も多いので良い運動になります。 展望台からの眺めは抜群です。 暗い時間帯だとここまで来るのにひとけは全く無くて少し怖いですが、横須賀の夜景が良く見えます。 明るい時間帯には富士山から伊豆、箱根、房総半島まで見えるそうです。 鷹取山の磨崖仏 公園の中には大きな磨崖仏もあります。 昭和40年頃に作られたそうです。 日没後に訪れると、街灯など照らすものはなく真っ暗なので少し怖いです。
神奈川県横須賀市
エリア: 横須賀・鎌倉・湘南
投稿: 2023年5月20日
燈明堂・燈明堂海岸
燈明堂海岸は、浦賀港の西に位置する海岸で、美しい貝殻の白い砂浜が広がっています。 この場所は横須賀の穴場的なレジャースポットであり、都会に近いながらも磯遊びが楽しめたり、海辺でのんびり過ごせたりすることができます。 また、海岸には名前の由来になった燈明堂という港に出入りする船にとって灯台の役目をしていたものを復元した建物もあります。 燈明堂 燈明堂は慶安元年(1648年)に幕府の命によって建造された灯台の役目を果たした建物で、菜種油で灯された光は海上4海里(7.4km)を照らしていたと言われます。 この燈明堂は、元禄時代から東浦賀の干鰯問屋の負担によって維持管理され、明治5年(1872年)までの約220年間、航路の安全を守るために休むことなく機能しました。 建物は明治20年代まで存在していたとされていますが、風雨によって崩壊し、石垣だけが残されていました。 そこで、昭和63年(1988年)に、現在の建物が当時の外観に復元され、残されていた石垣の上に再建され現在に至っています。 また燈明堂の周辺には小さな砂浜が広がっており、沖合では今も多くの船が行き交っています。 また燈明堂の周りは綺麗な海岸がある公園のようになっています。 燈明堂の周辺 北側には白い砂が綺麗な海岸があります。 海水も綺麗で、磯遊びができそうな岩場もあります。 燈明堂海岸 燈明堂の南側には燈明堂海岸という広い海岸もあります。
神奈川県横須賀市
エリア: 横須賀・鎌倉・湘南
投稿: 2022年11月16日
ペリー公園・ペリー記念館
ペリー公園は、ペリーが上陸した久里浜にある記念公園で、園内にはペリー記念館、ペリー上陸記念碑(記念碑広場)、児童広場などがあります。 ペリー公園 松の木が沢山植えられている公園です。 ペリー記念館 公園内にあるペリー記念館は無料で入館でき、 来航時の様子が分かる歴史的資料や、ジオラマなどを展⽰しています。 建物の2階が資料などを展示している展示室になっていて、1階にはジオラマや顔出しパネルがあります。