北沢浮遊選鉱場

読み方:きたざわふゆうせんこうば

Last Updated on 2023年5月19日 by 筆者のプロフィール

ここは?

北沢浮遊選鉱場は佐渡島の相川地区に位置する、かつて銅の製造過程で使用されていた浮遊選鉱法を金銀の採取に応用した施設です。

北沢浮遊選鉱場

この選鉱場は、国の史跡として認定されており、近隣には発電所やシックナーなど、鉱山の近代化に貢献した施設が密集しています。

戦時下の大増産計画により、大規模な設備投資が行われ、1ヶ月で50,000トン以上の鉱石を処理する能力を持ち、「東洋一」と称されました。

北沢浮遊選鉱場は、かつて銅の製造過程で使用されていた技術を応用し、金銀の採取において日本で初めて実用化に成功した施設となっています。

「佐渡島のラピュタ」とも呼ばれ、辺りは観光スポットとなっています。

北沢浮遊選鉱場跡

北沢浮遊選鉱場跡は、まさに天空の城ラピュタの世界そのものです。

建物自体は崩壊の危険性があるため、遠目からの見学や撮影のみが許されていますが、それでもその魅力は十分に伝わります。昼間の景観も壮大で魅力的ですが、冬季以外の時期には夜になるとライトアップされるようです。

石炭火力発電所跡

北沢浮遊選鉱場跡の近くには蔦が絡まる煉瓦作りの建物があり、それは石炭火力発電所の跡です。

中は立入禁止で見学できませんが、明治40年(1907年)に建てられたとの事で趣きがある建物です。

50mシックナー

昭和15年(1940年)に建てられた建物で、直径50mもあるとのことでかなり大きいです。

金銀を含む泥状の鉱石をこの施設で水分と分離していたそうです。

相川技能伝承展示館

相川地区の伝統工芸である「無名異焼(むみょういやき)」と「裂織り(さきおり)」も体験できる施設です。

またレストランも併設されています。

相川郷土博物館(旧御料局佐渡支局)

相川郷土博物館は昭和31年(1956年)に造られた旧御料局佐渡支庁の建物を使用して開館された博物館です。

鉱山の街と栄えた相川地区の歴史を知る事ができる施設で、鉱具絵馬など金銀山関係の貴重な資料、その他鉱山鉱物・岩石の標本や相川地区関係の美術品、民俗資料なども数多く所蔵・展示しています。

北沢浮遊選鉱場の駐車場は?

北沢浮遊選鉱場の駐車場

直ぐ近くに無料で停められる駐車場があります。

北沢浮遊選鉱場の場所

駐車場

「北沢浮遊選鉱場」の情報

アクセス

住所 新潟県佐渡市相川北沢町3

訪問場所の情報

滞在時間目安
記事取材時期

※本記事や写真は最新の情報と限りません。
必ず公式ホームページ等で最新の情報をご確認ください。

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  • この記事を書いた人

どら

平日はサラリーマン、休日は一人で下道を走り回る週末ドライバー。
ドライブ途中で見つけたスポットをご紹介。

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