ヴィッツとは

ヴィッツは1000~1500ccクラスのコンパクトカーです。
スターレットの後継車として2020年2月までの約20年間売られ、その間に2度のフルモデルチェンジを経た為、3代のモデルがあります。

昭和36年に発売された「パブリカ」という車から車名を変えつつ売れ続けている実は息の長い車です。そんな「ヴィッツ」も今では名前を「ヤリス」に変え、別車種として販売されています。
(パブリカ➡パブリカ・スターレット➡スターレット➡ヴィッツ➡ヤリス)

実際に走ってみて

背があまり高くないので見下ろすような運転はできませんが、横風が吹く時や山道ではハイトワゴンよりも安定した走りができました。山道では思ったより機敏に動きますし、高速道路も100km以内で走行車線を流れに沿って走る分には力不足感はあまり感じません。

1番の良さは経済性?

街乗りや高速道路こそリッター14km~18km位でしたが、郊外は冬タイヤでも頑張ればリッター22km~25km位走るので、遠くまで一般道をエコに走る長距離ドライブが楽しかったです。

一般道ならお得に遠くへ行けます。860kmも1タンク(40リッター以内)で走り切れました。

新幹線だと2万5千円かかる東京~下関間(約1,000km)もガソリンがリッター100円なら、4000円台で走れる計算です。

より低燃費にするには運転にコツが必要でしたが(効率が良いエンジン回転数の維持や、エンジンブレーキの使用など)、実際に少し前のプリウスやノートe-POWER並の燃費になりました。

初期費用が安くて、維持費も安い、高価な電子部品故障のリスクも少なく、エコカー減税も有りで、タワーパーキングに入るような背が低いコンパクトカーは燃費も良くて経済的です。走行性能や安全面とのバランスも良いのでリセール(査定価格)を考えずに長く乗りたい場合は1300~1500ccのコンパクトなガソリン車はオススメです。

ヴィッツの全長は4m以下なので、フェリー会社によっては料金が安くお得なのも魅力的です。

※ただヴィッツの場合は純正バッテリーが高いです(初回の車検時に約4万円で交換が発生しました)。リッター1km位燃費落ちますがアイドリングストップはOFFにした方が、バッテリー交換頻度が減るので逆に環境にやさしくてお得かもしれません。

1300ccで十分?

最終モデルにあたる3代目ヴィッツで選べるエンジンは1000cc、1300cc、1500cc、ハイブリッドと4種類ありました。

ヴィッの車重は約1tと軽い方なので、一般道を普通に走る分には1300ccでも十分です。ただ運転感覚は車重相応と感じるので、高速道路を利用して長距離を移動したい場合や、もっと機敏に走りたい場合はヴィッツGRスポーツなどが採用する1500ccを求めたほうがいいかもしれない。

長距離運転

長距離運転は一般道だとそれ程苦ではありませんが、排気量が少なく運転支援システムもついていない為か高速道路の方が疲れる車でした(運転支援は衝突軽減がグレードやオプションではついているようです)。長距離運転自体が増え高速道路での不満もあったので、もっと長距離を運転できる様にインプレッサに乗り換えました。

2020年6月28日

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