米子城跡

読み方:よなごじょうあと

米子城跡

エリア: 境港・米子

 鳥取県米子市

ここは?

鳥取県米子市の米子城跡は、日本海や弓ヶ浜、雄大な大山を一望できる絶景スポットです。夕暮れ時には茜色の空と海のコントラストが息をのむ美しさ。歴史ある石垣群を巡りながら、かつての城主たちのロマンに思いを馳せてみませんか?心揺さぶる感動体験があなたを待っています。

米子城跡とは?

天守台から大山と米子市街を望む春の眺望

鳥取県米子市の中心に盛り上がる標高およそ100mの湊山(みなとやま)に築かれた米子城跡は、山の頂に据えられた天守台と小天守台、切り立つ高石垣がいまも雄弁に往時を語る名城跡です。山上に上がると、名峰・大山(だいせん)と日本海・中海、城下町・米子の街並みがぐるりと視界に入り、戦国~江戸初期の武将が重んじた“見晴らしと守り”の妙が体感できます。

かつては大天守と小天守が並び立つ珍しい構えを持ち、「山陰随一の名城」と讃えられました。現存建築は失われていますが、よく整備された石垣と曲輪の形、そして天守台の平場に置かれたベンチに腰を下ろせば、風と光の気持ちよさに思わず長居。

季節の花や澄んだ空の色までが景色に厚みを加え、晴れの日はもちろん、冬のきりっとした空気の日も格別です。

米子城跡へのアクセス方法

米子城跡の現地案内図と登城ルート

車は米子自動車道・米子ICから市街地経由で約15分。麓の「米子城跡 三の丸駐車場」または「湊山公園駐車場」に停め、案内図の示す枡形(ますがた)から山上へ歩いて向かいます。自動車で山上まで乗り入れは不可。山道は緩やかな坂と石段が続き、頂上の天守台まで徒歩20分前後が目安です。路面は土・砂利・石段が混じるため、スニーカーなど歩きやすい靴が安心。JR米子駅からは市街を抜け徒歩でもアクセス可能で、寄り道しながらの城下散歩も楽しいルートです。

天守台からの360度パノラマ

天守台広場とベンチ、彼方に大山がそびえる眺望

天守台に立つと、まず目に飛び込むのが大山の端正なシルエット。晴れた日は雪形の残る稜線までくっきり見え、

足元には米子のビル群や川筋、緑の尾根が重なります。ベンチで一呼吸つけば、山上に城を置いた理由が自然と腑に落ちるはず。

天守台から望む中海と弓ヶ浜方面の青い水面

西側へ目をやると、青く広がる中海と弓ヶ浜半島の細長い地形が印象的。水運の要衝に築いた城として、海と陸の動線を一望できる配置だったことがよく分かります。風がある日は水面のさざ波まで模様のように輝きます。

桜越しに中海と米子の街並みを見下ろす春景色

春は山上の桜が額縁になり、花越しに街と中海がきれいに切り取られます。花の明るさと水の青さ、遠景の山並みが重なって、写真に収めたくなる瞬間が連続。散策路のカーブごとに構図が変わるので、歩くほどにお気に入りの眺めが見つかります。

石垣と天守台跡を歩く

本丸石垣と桜、空に張り出す角の造形美

本丸の高石垣は角の張り出しや積み方が美しく、石肌の陰影と桜の色がよく映えます。石段を上がるたびに切岸が迫り、視界が開けたかと思えば次の曲輪へ…という高低差の演出は山城ならでは。石垣の上端に沿って巡ると、積み方の違いにも気づけます。

天守台の平場は意外なほど広く、かつて二つの天守が並び立った面影を想像させます。腰を掛けて遠くの大山を眺めていると、街のざわめきがふっと遠のき、時間がゆっくり流れだすよう。城跡の静けさと開放感は、ドライブの合間のリフレッシュに最適です。

天守台前の平場とベンチ、正面に大山の山容

登城口と湊山公園の雰囲気

登城口近くにたたずむ小さな祠と石仏、城山の信仰を感じる一角

麓の登城口まわりには、地域の人々が守ってきた小さな祠や石仏が点在し、山全体が公園として親しまれている空気が漂います。ベンチや案内板も整っており、家族連れでも歩きやすい雰囲気。桜や新緑、秋の澄んだ空、冬の凛とした青…四季の表情がはっきり出るのも米子城跡の魅力です。天候が変わりやすい日はウインドブレーカーが一枚あると快適。山上は風が通るので、暑い季節でも照り返しを避けて早朝・夕方の時間帯に訪ねるのがおすすめです。

米子城跡の駐車場は?

米子城跡の駐車場

近くに無料で停められる駐車場があります。

米子城跡の場所

駐車場

「米子城跡」の情報

アクセス

住所 鳥取県米子市久米町

訪問場所の情報

滞在時間目安
記事取材時期

※本記事や写真は最新の情報と限りません。
必ず公式ホームページ等で最新の情報をご確認ください。

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どら

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