魚見塚展望台 誓いの丘とは?
千葉県・鴨川市の高台にある「魚見塚展望台 誓いの丘」は、太平洋と鴨川市街を同時に見晴らせるビュースポットです。かつて沖合の魚群を見張ったことに由来する“魚見塚”の名を継ぎ、現在は「恋人の聖地」としても知られます。頂上には郷土の彫刻家・長谷川昂(はせがわ こう)氏による女神像『暁風』が立ち、像の前で愛を誓い鍵を掛ける「誓いの場」も整備。海抜約110mの展望デッキからは前原海岸や鴨川松島、仁右衛門島方向まで広がる水平線が一望でき、日中の青い海はもちろん、夕暮れから夜景の時間帯もロマンチックです。デッキには蓄光タイルが散りばめられ、夜は足元がほのかに輝いてホタルのよう。観光の途中にさっと立ち寄っても、ゆっくり夜景を楽しんでも、旅の印象に残る“誓いの丘”です。
魚見塚展望台 誓いの丘へのアクセス方法
国道128号(外房黒潮ライン)から鴨川市街に入り、魚見塚一戦場公園方面へ。公園内の案内に従い坂道を上ると展望台です。頂上近くにも数台分の小さな駐車スペースがありますが、道幅が狭くすれ違いに注意が必要。運転に不安があれば一戦場公園の駐車場に停め、遊歩道でゆっくり上るのがおすすめです。JR安房鴨川駅からは車で約15分、館山道・君津ICからはおおむね40分前後が目安。夜景を狙う場合は、22時ごろまでのライトアップ時間帯が雰囲気抜群です。
女神像『暁風』で誓う夜
展望台の象徴が、女神像『暁風』。潮の風を受ける乙女の姿を表現したブロンズ像で、海に向かって静かに立つシルエットは夜になると一段と神秘的に映ります。像の前で互いの思いを言葉にし、そっと手を重ねる——そんなシーンが自然に似合う場所。写真のとおり、夜は街明かりを背景に像が浮かび上がり、旅の一枚にふさわしい雰囲気です。
像の足元には「誓いの場」が設けられ、フェンスに鍵を掛けて愛を記す来訪者も多く見られます。喧噪から離れた高台で、潮騒と風の音に耳を澄ませれば、心の奥が少し澄んでいく感覚に。夜の静けさと相まって、記念写真も落ち着いて撮影できます。
蓄光タイルが導くロマンチックなデッキ
展望デッキには蓄光タイルが散りばめられ、ライトアップが始まる時間帯には足元が淡く発光します。写真のように、欄干や床面に細やかな光が点在してホタルの群れのよう。照度は強すぎず、星空や市街の光を邪魔しない加減がちょうどいい。歩くたびに光が導く感覚はここならではで、夜の散策がいっそう特別に感じられます。
デッキの先端に立つと、鴨川の市街地と海岸線のカーブ、背後の山並みが望めます。光の筋が湾曲しながら続く街路と、暗い海の境界。写真の通り、観光地の夜景というより“暮らしの灯り”に近い控えめな明るさが魅力です。長居しても飽きない、落ち着いた眺め。ベンチで一息つきながら、旅の計画を語り合うのも楽しい時間です。
太平洋と鴨川市街を一望する高台
魚見塚は嶺岡山系の東端に位置し、海側に視界が大きく開けています。日中は房総の青い海、夜は海原の暗さが街明かりを引き立て、水平線の気配まで感じさせる独特の奥行きに。冬季は空気が澄み、星もよく見えます。写真のように、海と街が一枚のキャンバスに同居する景色は、外房ドライブの“ハイライト”と呼ぶにふさわしい迫力です。
展望台へ続く最終アプローチは短い階段やスロープを含みます。夜でも足元は見やすいものの、段差のあるところではスマホライトを併用すると安心です。風が強い日は体感温度が下がるため、上着を一枚用意しておくと快適。写真からも伝わるように、歩く道すがらの灯りさえ旅情に変わります。
立ち寄りのコツと撮影アドバイス
夜景撮影は、欄干を手すり代わりにしてスマホを固定し、タイマー2秒でシャッターを切るだけでブレがぐっと減ります。広角よりも標準〜少し望遠側が街の光を密に写せておすすめ。風が止むタイミングを待つと像のシルエットもくっきり。車は一戦場公園に停め、身軽に上ると三脚なしでも気持ちよく撮影に集中できます。短時間の滞在でも、写真のような“旅の手土産”がしっかり残せます。
ドライブの途中なら、夕食の前後に30〜40分だけ寄るのが実用的。市街地の飲食店からの往復もしやすく、夜は混雑が少なめ。雲が多い日も、街の灯りが雲を反射して独特の表情を見せてくれます。天候に左右されにくいのも高台夜景スポットの強みです。
魚見塚展望台誓いの丘の駐車場は?
無料で停められる駐車場があります。
魚見塚展望台誓いの丘の場所
駐車場









