日光東照宮とは?
栃木県日光市に鎮座する日光東照宮は、江戸幕府初代将軍・徳川家康公を神として祀る神社です。日本全国にある東照宮の総本社でもあり、その歴史的価値と芸術性の高さから1999年には「日光の社寺」の一つとしてユネスコの世界遺産に登録されました。現在の豪華絢爛な社殿群は、三代将軍・家光公による「寛永の大造替」で建て替えられたもの。境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物が立ち並び、そのどれもが当時の最高技術を結集して作られています。漆や極彩色が施され、柱には無数の彫刻が飾られた建物は、まさに圧巻の一言。自然の地形を活かした参道や建物の配置も見事で、豊かな自然と人工の美が見事に調和した空間は、訪れる人々に深い感動と安らぎを与えてくれます。ドライブの目的地としても、旅の途中のハイライトとしても、一度は訪れたい特別な場所ですね。
日光東照宮へのアクセス方法
都心からのドライブでもアクセスしやすいのが日光東照宮の魅力の一つです。車でお越しの際は、東北自動車道「宇都宮IC」から日光宇都宮道路へ進み、「日光IC」で降りるのが一般的なルート。日光ICからは約5分ほどで到着します。周辺には市営駐車場や民間の駐車場が多数用意されていますが、特に紅葉シーズンや連休中は大変混雑するため、早めの時間に到着するのがオススメです。少し離れた駐車場に停めて、周辺の景色を楽しみながら歩いて向かうのも気持ちがいいですよ。カーナビに「日光東照宮」とセットすれば、迷うことなくこの神聖な場所へと導いてくれるはずです。
荘厳な空気が漂う参道を進む
駐車場に車を停めて、まず迎えてくれるのがこの広々とした表参道。樹齢数百年はあろうかという杉の巨木に囲まれ、ひんやりとした空気が心地いいんです。この大きな石鳥居は、福岡藩主・黒田長政によって奉納されたもので、国の重要文化財にも指定されています。この鳥居をくぐると、俗世から神域へと足を踏み入れたような、背筋がスッと伸びる感覚になりますよ。
参道を進むと左手に見えてくるのが、この鮮やかな朱色が美しい五重塔。高さは約36メートルもあり、周囲の緑とのコントラストが見事ですよね。この塔、実は内部の心柱が鎖で吊るされていて、地震や強風の揺れを逃がす構造になっているんだとか。江戸時代の建築技術の高さに驚かされます。ここから始まる東照宮の物語に、期待で胸が膨らみます。
いよいよ境内の入り口、表門(仁王門)です。左右には筋骨隆々な仁王像が安置されていて、悪いものが入れないように睨みを利かせています。この門をくぐれば、いよいよ豪華絢爛な東照宮ワールドが広がっています。たくさんの観光客で賑わっていて、その人気の高さがうかがえますね。
物語が宿る、精巧な彫刻の数々
表門をくぐってすぐ左手にあるのが、この素朴な造りの建物「神厩舎(しんきゅうしゃ)」です。ここは、神馬をつなぐための神聖な厩(うまや)なんですよ。実はこの建物に、あの有名な彫刻が隠されているんです。多くの人が足を止めて見入っていますね。
そう、これが「見ざる・言わざる・聞かざる」で知られる三猿の彫刻です!人の一生を猿の姿で描いた8面の彫刻のうちの1枚で、幼少期には悪いことを見たり、言ったり、聞いたりせず、素直なまま育つべきだという教えが込められているそうです。ユーモラスな表情がなんとも愛らしいですよね。日光東照宮に来たら、絶対に見ておきたいポイントの一つです。
こちらは上神庫(かみじんこ)。中神庫、下神庫と合わせて三神庫と呼ばれ、祭りで使われる馬具や装束などが納められています。朱と金のコントラストが美しいこの建物にも、実は面白い彫刻があるんですよ。屋根の下の部分、ちょっと注目してみてください。
これが、狩野探幽が下絵を描いたとされる「想像の象」です。当時の日本には本物の象がおらず、絵師が人から聞いた話を元に想像で描いたため、耳の形や尻尾の様子が実際の象とは少し違っているのが特徴です。でも、そのアンバランスさがかえってユニークで、見る人の想像力をかき立てますよね。
圧巻の美しさ!国宝・陽明門
石段を登っていくと、その先にはいよいよ日光東照宮の象徴ともいえる陽明門が姿を現します。遠くからでもわかるその圧倒的な存在感!金色に輝く建物が、木々の緑に映えて本当に美しいです。この先にどんな景色が待っているのか、ワクワクが止まりません。
見てください、この息をのむような美しさ!日本で最も美しい門とも言われる国宝「陽明門」です。一日中見ていても飽きないことから「日暮門(ひぐらしもん)」とも呼ばれています。500以上の彫刻には、聖人や賢人、鳥や花、想像上の霊獣などが生き生きと描かれていて、まさに江戸芸術の集大成。その緻密さと豪華さには、ただただ圧倒されるばかりです。
陽明門をくぐると、目の前には国宝「唐門」が静かに佇んでいます。全体が白い胡粉(ごふん)で塗られていて、陽明門とは対照的に、繊細で気品あふれる美しさが魅力です。細かい彫刻には、中国の伝説や逸話が込められているそう。ここから先は将軍や大名など、限られた人しか入れなかった神聖なエリアです。
静寂に包まれた徳川家康公の眠る地へ
本殿の脇、東回廊にあるこの門が、家康公のお墓がある奥宮への入り口です。ここに、もう一つの有名な動物の彫刻があります。案内板にも示されている通り、頭上をよーく見上げてみてください。
これが伝説の名工・左甚五郎の作と伝わる国宝「眠り猫」です。牡丹の花に囲まれ、うたた寝をしているかのような姿は、本当に穏やか。でも、実はいつでも飛びかかれるよう脚をふんばっているとも言われ、家康公を護っているんですね。そして、この彫刻の裏側には雀が彫られていて、「猫が眠っていれば雀が安心して遊べる」ということから、平和な時代の到来を象徴していると言われています。深い意味が込められた、小さな名作です。
眠り猫の門をくぐり、苔むした石段を207段登りきると、そこは静寂に包まれた奥宮です。杉の巨木に囲まれたこの場所に、徳川家康公の亡骸が納められている「宝塔」が厳かに建っています。ここまで登ってくると、それまでの喧騒が嘘のように静かで、神聖な空気が満ちています。
この宝塔の真下に、家康公が眠っているとされています。江戸幕府260年以上の平和の礎を築いた偉大な人物が、ここで静かに国を見守っている…そう思うと、自然と厳かな気持ちになりますよね。宝塔の周りを一周すると願いが叶うとも言われているんですよ。日光東照宮は、日本最強クラスのパワースポット。ドライブで立ち寄って、壮大な歴史と自然のエネルギーを全身で感じてみてはいかがでしょうか。
日光東照宮
観光地情報
おすすめタイプ
ドライブ情報
付近に有料の駐車場がいくつかあります。
アクセス情報
所在地
住所:栃木県日光市山内
マップ
駐車場のマップ
※本記事や写真は訪問当時の情報です。最新情報は公式サイト等でご確認ください。













