松本城とは?
長野県松本市にそびえ立つ松本城は、ドライブで信州を訪れたなら絶対に外せない名所の一つです。現存する12天守の中でも、五重の天守閣を持つのはこの松本城と姫路城だけ。しかも、五重六階の天守としては日本最古という、とんでもなく貴重なお城なんです。戦国時代末期の激動の時代に建てられた大天守は、漆黒の壁と白い漆喰のコントラストが息をのむほど美しく、その凛とした姿から「烏城(からすじょう)」の愛称で親しまれています。背景には雄大な北アルプスの山々が連なり、四季折々で全く違う表情を見せてくれるのも大きな魅力。城内は戦国時代そのままの姿を色濃く残しており、一歩足を踏み入れればまるでタイムスリップしたかのような感覚に包まれます。歴史ファンはもちろん、美しい景色に癒されたいという方にも心からオススメできる、日本の宝と言うべきお城です。
松本城へのアクセス方法
松本城は市街地の中心にあり、車でのアクセスも非常に便利です。最寄りのインターチェンジは長野自動車道の「松本IC」。そこから国道158号線を松本市街地方面へ進み、約15〜20分ほどで到着します。案内看板も整備されているので、カーナビと合わせて使えば迷うことはないでしょう。駐車場は、松本城大手門駐車場(有料)が最も近くて便利ですが、観光シーズンや週末は満車になることも多いです。その場合は周辺に多数あるコインパーキングを利用しましょう。少し歩くことにはなりますが、風情ある城下町の雰囲気を楽しみながらお城へ向かうのも乙なものですよ。
アルプスの山々を借景にした漆黒の勇姿
松本城の美しさを語る上で欠かせないのが、この内堀に映る「逆さ天守」の姿。風のない晴れた日には、水面が鏡のように天守の姿を映し出し、まるで絵画のような光景が広がります。この景色を見るためだけでも訪れる価値があると言っても過言ではありません。カメラ好きにはたまらない、絶好のフォトスポットですね。
漆黒の天守に彩りを添えるのが、この朱塗りの「埋橋(うずみばし)」。かつては城主など限られた人しか渡れなかったという特別な橋です。黒い城、赤い橋、そして空の青が織りなすコントラストは、日本の美意識を感じさせてくれます。この橋を渡って本丸へ…と行きたいところですが、残念ながら現在は渡ることはできません。それでも、この橋をフレームに入れた天守の写真は、松本城を訪れた最高の記念になりますよ。
松本城のお堀には、優雅に泳ぐ白鳥や鯉の姿を見ることができます。勇壮な天守を背景に、のんびりと水面を進む白鳥の姿はどこか微笑ましく、戦国の世に建てられた城の緊張感を和らげてくれるようです。歴史的な建造物と生き物たちが共存する風景は、訪れる人々の心を穏やかにしてくれます。
いざ天守探訪!戦国時代の息吹を感じる内部へ
さあ、いよいよ天守の中へと足を踏み入れましょう!入口で靴を脱ぎ、ビニール袋に入れて持ち歩くスタイルです。ひんやりとした木の床の感触が、これから始まる冒険への期待感を高めてくれます。見上げる天守は迫力満点。幾多の戦火をくぐり抜け、400年以上もこの地に立ち続けてきた歴史の重みを感じずにはいられません。
城内は、想像以上に薄暗く、そして静謐な空気が流れています。太い柱が何本も立ち並び、きしむ床を歩くと、まるで武士たちの声が聞こえてきそう。この空間は、華やかさとは無縁の、まさに「戦うための要塞」です。壁には鉄砲を撃つための「鉄砲狭間」や、石を落とすための「石落とし」など、実戦的な仕掛けが随所に残されており、当時の緊迫した空気を肌で感じることができます。
松本城名物といえば、この急な階段!現代の建築では考えられないような角度で、手すりなしでは登るのが難しいほどです。これは敵が攻めてきた際に、簡単に上階へ侵入させないための工夫。一段一段、手足を使ってよじ登る感覚は、ちょっとしたアトラクションのようで、大人も子供も夢中になってしまいます。スカートや動きにくい服装の方は、ちょっと注意が必要かもしれませんね。
天守の2階は「鉄砲蔵」とも呼ばれ、貴重な火縄銃のコレクションが展示されています。これは、個人の収集家から寄贈された「赤羽コレクション」の一部で、その質と量は日本有数。様々な大きさや形の銃がずらりと並ぶ様子は圧巻です。松本城が鉄砲戦を強く意識して造られた城であることが、これらの展示からもよく分かります。
天守最上階からのご褒美!松本の街と大自然を一望
あの急な階段を登りきった者だけが目にできる、最高のご褒美がこの景色です!天守最上階の六階からは、松本の市街地を360度見渡すことができます。眼下に広がる城下町の風景は、まるで自分が殿様になったかのような気分にさせてくれます。窓から吹き抜ける風が、階段を登ってきた火照った体に心地よく、疲れも吹き飛んでしまいます。
視線を少し下にずらせば、美しく整備された本丸庭園の緑が目に飛び込んできます。かつてはここに城主の住まいである本丸御殿が建っていました。今は広々とした芝生の広場となっており、訪れる人々の憩いの場となっています。上から見ると、庭園の全体像がよく分かり、その広さと美しさを改めて実感できます。
大天守の隣には、戦のない平和な時代に増築された「月見櫓」があります。三方が吹き放ちになった開放的な造りで、その名の通り、月を愛でるために造られたとされるので「月見櫓」。戦いのための大天守とは対照的な、この優雅な空間。ここに座って外を眺めていると、時代の移り変わりと、平和のありがたさをしみじみと感じることができます。
夜の闇に浮かび上がる幻想的な姿
ドライブの締めくくりに、もう一度松本城を訪れてみるのはいかがでしょうか。毎日、日没から22時までライトアップが実施されており、昼間の勇壮な姿とはまた違う、幻想的な表情を見せてくれます。闇夜に白く浮かび上がる天守は、まるで幽玄の世界に迷い込んだかのよう。お堀の水面に映る光も美しく、ロマンチックな雰囲気に包まれます。日中の賑わいとは打って変わって、静かな夜の城址公園を散策するのも、忘れられない思い出になるはずです。
松本城
観光地情報
おすすめタイプ
ドライブ情報
周囲に有料の駐車場があります。
アクセス情報
所在地
住所:長野県松本市丸の内4
マップ
※本記事や写真は訪問当時の情報です。最新情報は公式サイト等でご確認ください。












