ここは?
旧美歎水源地水道施設は、1915年に鳥取市が山陰地方で初めて建設した近代的な水道施設です。
量水施設や濾過施設など当時の姿をそのまま保存しています。
旧美歎水源地水道施設
旧美歎水源地水道施設は、1915年に鳥取市が山陰地方で初めて建設した施設です。
大正時代から残る美歎ダムや、濾過池などが至る所に当時の施設などがそのまま残っていて、自由に見学する事ができます。
美歎ダム(貯水池堰堤)
美歎ダムは大正時代から残っている大きなコンクリート製のダムです。
水源地を1913年に着工し、2年の歳月をかけて完成させたましたが、1918年9月の台風でダムは決壊してしまいました。
この災害を教訓に、鳥取市は貯水ダムを堅固なダムにすることを決めて、日本初のコンクリートダムである神戸の布引ダムの建設に携わった佐野藤次郎の指導のもと、その3年後の1922年にこの美歎ダムが完成し、水の供給を再開したという歴史があります。
一号~五号濾過池
美歎ダムが出来て以降、機能の拡大に伴い1929年には濾過池を増設。
1978年までの60年間、鳥取市民の飲料水として利用されたほか、歩兵四〇連隊(陸軍)の施設や山陰本線を走る蒸気機関車への給水など、鳥取市や山陰地方の発展に寄与してきました。
一つ一つがプールのように大きな濾過池もそのまま現存していて、当時の雰囲気を感じられます。
旧美歎水源地を見学
また、旧砂洗場は復元され、案内・展示施設として利用されており、貯水池を一周する旧管理用道路は見学ルートとして整備されています。
春には桜のライトアップもしているそうです。
見学コースの途中、濾過池の近くには資料スペースが入る建物があり、パネルや人形、その他資料で旧美歎水源地水道施設について学ぶ事ができます。
美歎川のホタル
また近くを流れている美歎川の水は凄く綺麗で、夏になるとホタルが舞うようです。
旧美歎水源地水道施設は、施設とその周辺が丁寧に整備され自然環境が保たれているので、訪れる人は絵になる景色も楽しむことができます。
旧美歎水源地水道施設の駐車場は?
近くに無料で停められる駐車場があります。
旧美歎水源地水道施設の場所
駐車場