ここは?
旧町屋変電所は、日立製作所の前身である久原鉱業所日立鉱山によって建設された水力発電所の変電施設です。
外観は煉瓦造りで、切妻屋根の建物と寄棟屋根の建物がつながっています。昭和31(1956)年まで変電所として機能し、その後は地域の集会所として利用されました。
現在は地区の保存会によって周辺整備が進められており、地域の歴史的な遺産として大切に保存されています。
旧町屋変電所
建設は明治42(1909)年1月に行われ、茨城電気(後の東京電力)を設立した前島平が明治44(1911)年の春に町屋発電所を買い取ったことで、その所有者が変わりました。
この変電所が地域にもたらした電気の恩恵は大きく、初めて電灯が灯ったのは同年の11月28日でした。
この出来事は、町屋の人々にとって誇り高い瞬間となり、「電気見たけりゃ町屋へ行け」と言われ、偉大なシンボルとなりました。
この時は建物内に入る事はできませんでしたが、窓から中の様子を見る事はできました。
明治時代からあるとの事で歴史を感じます。
朝ドラのロケ地にもなったそうで、赤い煉瓦作りが綺麗に映える建物です。
町屋発電所跡
旧変電所から徒歩2,3分程の場所にはこの変電所ができる理由になった発電所の跡地もあります。
変電所近くの車道にはこのあぜ道の先に発電所跡地がある事を示す看板があるので、その看板を信じて変電所を背にして歩いていきます。
建物などは残っていませんが基礎などは残っていて、現地には案内看板もあることから、ここに当時発電所があった様子を知る事ができます。
旧町屋変電所・町屋発電所跡の駐車場は?
建物の裏手が無料で停められる駐車場になっています。
旧町屋変電所・町屋発電所跡の場所
駐車場