香山昇龍大観音

読み方:こうやましょうりゅうだいかんのん

香山昇龍大観音

エリア: 久留米・柳川

 福岡県朝倉市

ここは?

福岡県朝倉市にそびえ立つ「香山昇龍大観音」。その雄大な姿は訪れる人々を圧倒します。天へと昇る龍の如き迫力あるデザインはまさに圧巻。心を洗われるような静寂の中、観音様が見守る地で、日常を忘れゆったりとした時間を過ごしませんか?ご利益やパワーを感じられる特別な体験があなたを待っています。ぜひ一度、この神秘的な場所を訪れてみてください。

香山昇龍大観音とは?

龍に乗る観音像を見上げた近景

福岡県朝倉市・原鶴温泉の北側、香山(こうやま)の山上に立つのが「香山昇龍大観音」。台座を含め全高28m、“昇龍観音”としては日本一の大きさを誇るブロンズ像で、金運・財運をはじめ開運招福を願って建立されました。像は昭和62年(1987年)8月の完成。原鶴温泉「泰泉閣」の創業者で、旧杷木町長を務めた林一二三氏らが、観音さまの“夢枕のお告げ”に感謝して私財を投じたことが由来と伝えられています。九州三十三観音霊場の特別札所にも数えられ、山上からは筑後川と田園が広がる眺望を一望。巨像の足元をめぐる小堂や池、石仏も点在し、素朴な信仰の空気とローカルな風景美が同居する不思議な場所です。

香山昇龍大観音へのアクセス方法

参拝入口越しに望む大観音の全景

カーナビは「福岡県朝倉市杷木志波871-4」で設定。大分自動車道・杷木ICから約10分の山道で、原鶴温泉や道の駅原鶴からも近くドライブ立ち寄りに好適です。境内に駐車場(約100台)があり、開門は原則8:30〜17:00。西鉄バス「杷木」停留所からは車で約10分です。

山上の展望——筑後平野を一望

香山から眺める筑後川と田園のパノラマ

視界の先には、穏やかに蛇行する筑後川と、パッチワークのように連なる畑の列。観音さまの立つ山上は風が澄み、雲間から光が差すと田畑が一斉にきらめきます。ここが市の展望スポットとしても紹介されるのも頷ける眺めです。

屋根付き東屋のベンチと双眼鏡、眼下の町並み

東屋にはベンチと望遠鏡。雨天や強い日差しをしのぎながら、のんびり景色を愉しめます。長距離ドライブの合間に呼吸を整えるには最高の休憩所。温泉街とセットでめぐる“高低差のある寄り道”が、この地の醍醐味です。

境内の見どころ——素朴な祈りが点在

木造小堂に安置された仏像(干支守り本尊の一角)

観音像の周囲には小堂や石仏が点在。干支守り本尊をたずねる一角もあり、自分の守り本尊に手を合わせる参拝者の姿が見られます。観光地というより、里山の祈りの場——そんな素直な空気が漂います。

赤いニット帽のお地蔵さまが並ぶ一画

ずらり並ぶお地蔵さまは赤いニット帽。かわいらしい佇まいに思わず頬がゆるみます。賽銭箱に小銭を置いて合掌すると、遠い昔から続く祈りの習慣に、自然と自分も連なる感覚に。

『耳地蔵』と記された小堂(中央に耳の形の石像)

「耳地蔵」と案内された小堂も印象的。耳の形をした石仏に、聴力や耳の不調の快癒を願う人が立ち寄ります。山上の静けさとよく似合う素朴な祈りの風景です。

水辺の小景——池の錦鯉に癒やされる

境内の池で泳ぐ錦鯉

池には錦鯉がゆったり。木立の影が水面に揺れ、巨像を見上げる高揚感とは対照的な、穏やかな時間が流れます。参拝後に心を落ち着かせる“締め”の一枚に。

建立の物語——地域が生んだ観音さま

建立に尽力した林一二三氏の像

像の建立を主導した林一二三氏(原鶴温泉「泰泉閣」創業者・元杷木町長)は、夢枕に立った観音さまへの報恩として、この観音像を発願。地域の仲間とともに私財を投じ、1987年に完成へと導きました。山上のローカルな風景と重なる“祈りの記憶”が、今もこの地を支えています。

参拝のコツと注意点

境内建物と受付まわりの様子

山頂部は歩きやすい舗装が中心ですが、天候次第で風が強く冷え込みます。防寒・雨具を備えて、開門時間(概ね8:30〜17:00)内の参拝を。駐車場はゆとりがありますが、休日は混み合うことも。原鶴温泉や道の駅と組み合わせると効率よく楽しめます。

香山昇龍大観音の駐車場は?

無料で停められる駐車場があります。

香山昇龍大観音の場所

駐車場

「香山昇龍大観音」の情報

アクセス

住所 福岡県朝倉市杷木志波

訪問場所の情報

滞在時間目安
記事取材時期

※本記事や写真は最新の情報と限りません。
必ず公式ホームページ等で最新の情報をご確認ください。

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