ここは?
琴ヶ浜は島根県大田市の日本海沿いにある全長約1.4kmにわたるキレイな海岸で、一歩踏み出すたびに「キュッキュッ」と琴の音色を思わせる澄んだ音が響き渡る「鳴砂」の浜として知られています。
琴ヶ浜
大田市仁摩町、仁摩サンドミュージアムもあるこの地区は砂の町として知られています。
そして「鳴き砂の浜」として知られる琴ヶ浜もあります。
鳴き砂とは歩くと砂が鳴いているように音が聞こえるためその様に呼ばれています。
この特徴的な音は、美しい微小貝を含む砂が織りなす自然の奇跡。
その音色は、まるで楽器が奏でるミュージカルサウンドのように繊細で心地よく、訪れる人々の耳を楽しませます。
何千年にもわたる大自然の営みが生み出したこの現象は、まさに「妙技」とも言えるもので、その価値は「至宝」と称しても過言ではありません。足元から響く音楽のような体験は、この場所ならではの特別な魅力であり、訪れた者に忘れられない感動を与えます。
琴ヶ浜の景色をパノラマで撮ってみました。良かったら見て下さい。
パノラマ写真
琴姫伝説(温故知新の贈り物)
壇ノ浦の戦いで敗れ、この地に流れ着いた平家の姫。村人たちに助けられた彼女は、感謝の気持ちを込めて毎日美しい琴の音を奏で、人々の心を和ませていました。しかし、やがて姫は静かにその命を閉じ、村人たちは深い悲しみに包まれました。
不思議なことに、姫の死後、砂浜は琴の音色を思わせる音を奏でるようになりました。村人たちは、姫の魂がこの浜に留まり、今も自分たちを慰め、励まし続けているのだと感じたのです。こうして、この浜は「琴ヶ浜」と呼ばれ、姫は「琴姫」として語り継がれるようになりました。姫を救った馬路の人々の優しさと、彼女の感謝の心が織り成すこの言い伝えは、今もこの地に息づいています。
ぜひ、この砂の町を訪れてみてください。ゆったりと流れる砂の音は、まるで時の流れそのもの。足を踏み入れれば、あなたはその静かな力強さに包まれ、心が新たに生まれ変わるような感覚を味わうでしょう。自然の中に身を置き、その息遣いを感じることで、きっと新しい自分を発見できるはずです。
「古きを温ね、新しきを知る」という言葉に込められた思いを、ここ仁摩の地で体感してください。この浜が贈る温故知新のひとときが、あなたの心に特別な記憶として刻まれるでしょう。
琴ヶ浜の駐車場は?
近くに駐車場があります。
夏は有料との事ですがそれ以外の季節は無料で停められます。
琴ヶ浜の場所
駐車場