ここは?
旅足橋は旅足川が木曽川へと合流する地点近くの旧国道418号に位置する赤い吊橋です。
旅足橋
旅足橋は1954年4月29日に竣工したかなり古い橋で、かつては八百津町の住民にとって生活道路として重要な役割を果たしていました。
しかし現在は北側に新旅足橋が建設された為、日中でも交通量は殆どありません。
周囲にはダム湖が広がりひとけはない。
かつては自殺の名所だったとの事で特に夕暮れ時や日没後には不気味な雰囲気も感じる事ができます。
橋の南側には丸山ダムが形成する丸山蘇水湖が広がり、北側には旅足川が流れます。しかし、車で走っていると橋の上から旅足川の流れを直接見ることはできません。
現在、丸山ダムのかさ上げ工事が進められており、将来的には新丸山ダムとして水位が上昇する予定です。
その結果、大雨や洪水の際には橋が水没する危険性が高まることが懸念されており、橋の保存に向けた議論や対策が進められていますがどうなるかはわかりません。
この吊橋の構造は、アメリカの著名な土木技術者デビッド・スタインマン(David B. Steinman)によって考案された独特な設計が採用されています。



同様の構造を持つ橋は世界にわずか5例しか存在せず、現存しているものだと世界で3つ、日本国内ではこの旅足橋が唯一のものとなっています。
そのため、歴史的価値や技術的意義の観点からも保存が望まれる橋の一つと言えるでしょう。
旅足橋の駐車場は?
近くに駐車場はありませんが1台位なら駐車できるスペースはあります。
旅足橋の場所
駐車場