ここは?
谷瀬の吊り橋は、日本でも屈指の長さを誇る鉄線でできたつり橋です。
谷瀬の吊り橋の歴史
現在、十津川村の代表的な観光名所となっている「谷瀬つり橋」は、もともとは生活用のために架けられた橋です。約60年前、昭和29年(1954年)、戦後の復興期に建設されました。当時、谷瀬の住民たちは川に丸木橋を架けて行き来していましたが、洪水のたびに流されていました。そこで、谷瀬集落の人々は一戸あたり20~30万円という大金を出し合い、総額800万円という当時としては画期的な費用をかけて、大吊り橋を村の協力を得て完成させたのです。当時の教員の初任給が7800円、米10キロが765円の時代です。今のように物資が豊かでなかった時代に、谷瀬の先人たちは私財を投じて助け合いながら橋を架けました。その心の豊かさは今も忘れられるべきではありません。
現在では、誰でも無料で渡ることができるこのつり橋に込められた先人たちの「まごころ」を、どうか忘れないでください。
谷瀬の吊り橋
この壮大なつり橋は、上野地と谷瀬を結び、その全長は297メートル、高さは54メートルに達し、対岸から眺めるととてもダイナミックです。周囲にはそびえ立つ深い山々が広がり、足元には澄んだ十津川(熊野川)が流れています。まさに息をのむような絶景で、最高のロケーションです。
歩くたびに揺れるこのつり橋はスリル満点で、まるで空中を散歩しているかのような気分を味わえます。十津川村で一番の観光スポットとして人気を集めています。
また、このつり橋を渡ったカップルは、自然と手を握り合い、さらに親密になると言われています。(谷瀬の吊り橋なら吊り橋効果も期待できそうです!)
吊り橋の周囲には自然溢れる集落や展望スポットなどもあり、吊り橋を渡った後そのまま散歩するのもオススメです。
谷瀬の吊り橋を渡る
谷瀬の吊り橋は徒歩専用の橋で、料金は無料で通行できます。
吊り橋からは谷瀬の絶景が望めます。
橋の底は板と網になっていて、網の隙間からは数十m下の川などがよく見えます。
他にも歩いている人がいるとゆらゆらとよく揺れます。
また、足元の歩くスペースは細く、向こうから人が歩いてきたらすれ違う時もスリル満点です。
谷瀬の吊り橋の駐車場は?
近くに有料で停められる駐車場があります。
谷瀬の吊り橋の場所
駐車場