白滝山展望台とは?

広島県尾道市因島に位置する白滝山展望台は、標高227mの山頂にあり、瀬戸内海の多島美を360度見渡せる絶景スポットです。
戦国時代、因島村上水軍の6代当主・村上吉充が見張り所として観音堂を建立したと伝えられています。
現在では、約700体の五百羅漢石仏が山道に並び、訪れる人々を迎えてくれます。
白滝山へのアクセス方法

白滝山へは、しまなみ海道「因島北IC」から車で約5分の「八合目駐車場」を利用すると便利です。
八合目駐車場から山頂までは約200m、徒歩10分ほどで到着します。

公共交通機関を利用する場合、JR尾道駅から因島方面行きのバスに乗車し、「因島北IC入口」で下車後、徒歩で登山道に向かうことができます。
山頂からの絶景

山頂の展望台からは、瀬戸内海に浮かぶ島々やしまなみ海道の橋梁、因島の町並みを一望できます。
晴れた日には、遠く四国山地や中国山地まで見渡せることもあり、その美しさは訪れる人々を魅了します。

展望台にはベンチや東屋が設置されており、ゆっくりと景色を楽しむことができます。
また、朝日や夕日が美しい時間帯には、写真撮影を楽しむ観光客の姿も多く見られます。
五百羅漢と石仏群

白滝山の登山道沿いには、江戸時代後期に建立された約700体の五百羅漢石仏が並んでいます。
これらの石仏は、豪商・柏原伝六が「一観教」の理念のもとに建立したもので、表情や姿勢が一体一体異なり、訪れる人々の心を和ませます。

石仏群の中には、釈迦三尊像や十六善神像なども含まれており、歴史的・宗教的な価値も高いとされています。
登山道を歩きながら、これらの石仏を鑑賞するのも白滝山の楽しみの一つです。
恋し岩と恋愛パワースポット

山頂の観音堂裏手には、「恋し岩」と呼ばれる岩があります。
この岩には、結婚の約束をした男女の悲恋の伝説があり、触れると恋が叶うという言い伝えから、恋愛成就のパワースポットとして人気を集めています。
白滝山の自然と周辺環境

白滝山は、豊かな自然に囲まれた場所に位置しており、四季折々の風景を楽しむことができます。
春には桜や新緑、秋には紅葉が美しく、登山道を彩ります。

また、山頂付近では、野鳥のさえずりや風の音が心地よく、日常の喧騒を忘れさせてくれる癒しの空間が広がっています。
まとめ
白滝山展望台は、瀬戸内海の絶景を楽しめるだけでなく、歴史や文化、自然といった多彩な魅力を持つスポットです。
ドライブの途中に立ち寄ることで、心身ともにリフレッシュできることでしょう。
ぜひ一度、白滝山展望台を訪れてみてください。
白滝山展望台の駐車場は?
無料で停められる駐車場があります。
白滝山展望台の場所
駐車場