ここは?
暗峠は、奈良県生駒市西畑町と大阪府東大阪市東豊浦町の境に位置する国道308号および大阪府道・奈良県道702号大阪枚岡奈良線(重複)の峠です。
かつては闇峠とも呼ばれました。
暗峠
暗峠の標高は455mです。
この峠は、暗越奈良街道の生駒山地における難所で、直線的で鋭い急勾配が続くため、つづら折りがほとんどありません。
特に大阪府側では、麓から峠まで約2.5kmにわたり急勾配が続きます。
最大傾斜角度約40度と言われる坂があるなどから、全国屈指の酷道(酷な国道を略して…)としても知られています。
ローギアに入れタイヤの空転に気を付けつつゆっくりアクセルを踏むと、マフラーから白煙が出てエンジンオイルが焼けるような匂いを嗅ぎつつ登っていく…ような道が続きます。
峠の周辺や道端には、古寺や地蔵、石仏などの歴史的なモニュメントも多く存在しています。最近では、ハイキングのルートとしても有名です。
暗峠を車で走る
現地にはロングボディ車や車幅1.8mの車は通行不可という標識があるので、普通車でもそれ以外なら通行できます。
しかし加えて急勾配な坂があり車高が低い車は大変だと思ったので、念の為写真に写っているミライース(軽四)で行ってきました。
離合は勿論困難な道幅ですが、5ナンバーサイズのコンパクトカー位までなら楽に通行できそうです。
口コミ等には3ナンバー車で走られている方もいますが、その場合は車幅スレスレな場所を通って行くことになると思います。
暗峠県境付近
闇峠の頂点には奈良県と大阪府の県境がありますが、その付近には石畳が敷かれていて、昔ながらの趣ある建物が並んでいます。
石畳が敷かれている部分も国道上にあたり、ここも車で通行ができます。
この辺りを通ると情緒を感じ、タイムスリップしたような感覚にもなります。
更に周囲には棚田や畑が広がるなど、一見大都市近郊に居るとは思えないような里山の風景が残っていて、それも暗峠の魅力になっています。
暗峠で最大の傾斜度があるS字カーブ
暗峠最大の見せ場です笑
峠の大阪府側には最大傾斜角度約40度とも言われるS字カーブの坂があります。
かなり高低差のあるS字カーブになっていて、わざわざ傾斜が急なコースを狙って運転すると車がでんぐり返しするのではという恐怖を感じました。
この時は路面が湿っていたので下る時はゆっくり走ってもブレーキを踏むとツルツルと滑るような感じで、逆に登る際はタイヤが空転して立ち往生しないように気を付ける必要がありそうです。
また蓋が無い側溝も付近に沢山ありますし、特に下る際には滑って路外に突っ込まないよう気を付ける必要もありました。
暗峠の場所