青い池
青い池は北海道美瑛町にある人気観光スポットです。
その名の通り、水面が鮮やかな青色に見える不思議な池として知られており、現在では北海道を代表する観光地のひとつになっています。
美瑛の丘陵地帯から山側へ向かうと、広大な畑の景色は次第に白樺が生い茂る森へと変わっていきます。
その森の奥にひっそりと現れるのが青い池です。
現在では国内外から多くの観光客が訪れますが、もともとはそれほど有名な場所ではありませんでした。
転機となったのは、Apple社がMacの壁紙に青い池の写真を採用したことです。
幻想的な青色の水面と立ち枯れたカラマツが映る景色は世界中で注目され、一躍有名観光地となりました。
青い池とは?
青い池は自然にできた湖ではありません。
十勝岳の火山泥流対策として整備された堰堤に水が溜まったことで誕生した人工の池です。
しかし偶然生まれたとは思えないほど美しい景色が広がっています。
池が青く見える理由については諸説ありますが、十勝岳から流れ込む水に含まれる成分が光を反射しやすくしていることが大きな要因とされています。
太陽光や天候、水質の状態によって色合いが変化するため、訪れるたびに違った表情を見ることができます。
また、青い池の特徴は「青色」と一言では表現できないことです。
訪れるタイミングによって、鮮やかなコバルトブルーに見えたり、エメラルドグリーンに近い色に見えたりすることもあります。
そのため、同じ場所でも季節や時間帯によってまったく違う景色に感じられます。
青い池の周りの様子
現在の青い池は観光地として整備が進んでいます。
以前は小さな未舗装駐車場があるだけの場所でしたが、現在では大きな駐車場や周辺施設が整備され、多くの観光客が訪れやすくなりました。
近年ではライトアップイベントも行われており、以前に比べてかなり観光地化されています。
それでも、池の周囲には白樺を中心とした森が広がっており、美瑛らしい自然の雰囲気はしっかり残されています。
駐車場から池までは徒歩2〜3分ほどです。
池の周囲には遊歩道が整備されており、水面や立ち枯れた木々を様々な角度から眺めることができます。
歩く距離は短いため、観光の合間にも立ち寄りやすいスポットです。
また、池の大きさ自体はそれほど大きくありません。
しかし、青い水面と立ち枯れた木々が作り出す独特の景観によって、実際の広さ以上の存在感を感じます。
青い池が綺麗に見える時間帯
青い池はいつ訪れても同じ青色に見えるわけではありません。
天候や季節、時間帯によって見え方が大きく変わります。
雨が降った後なのか、風で水面が揺れているのか、空が晴れているのか曇っているのかなど、様々な条件が影響するため、「絶対に綺麗な青い池が見られるタイミング」を断言するのは難しいです。
ただ、私自身3回訪れて感じたのは、
「午前中からお昼前後の方が青く見えやすい」
ということでした。
逆に、冬の16時過ぎに訪れた際は、思ったほど青く見えませんでした。
低い位置から差し込む西日によって周囲の木々や空が水面へ映り込み、さらに夕焼けの暖色も加わります。
そのため青というより、灰色やオレンジ色が混ざったような雰囲気になります。
もちろん夕方には夕方ならではの美しさがありますが、多くの人がイメージする「鮮やかな青い池」を見たいなら、午前中からお昼前後を狙って訪れるのがおすすめです。
特に遠方から訪れる場合は、朝のうちに青い池へ立ち寄り、その後に美瑛の丘巡りを楽しむルートもおすすめです。
冬の午後(日が差す夕方)
夕方に訪れた際は、思ったほど青く見えませんでした。
低い位置から差し込む西日によって周囲の景色が水面へ映り込み、さらに夕焼けの暖色も加わります。
そのため青というより、オレンジや灰色が混ざったような印象になります。
もちろん夕方ならではの美しさはありますが、一般的にイメージされる「青い池」とは少し違った景色になるかもしれません。
しかし、これは決して外れという意味ではありません。
静かな森の中で夕暮れ色に染まる池は、日中とは違った幻想的な雰囲気があり、落ち着いて景色を楽しみたい人にはむしろ魅力的に感じるかもしれません。
8月中旬の午前中(曇り)
意外だったのは、曇りの日でも十分綺麗だったことです。
晴天の方が綺麗だと思われがちですが、曇り空の方が余計な反射が少なく、水面本来の青色が見やすい場合があります。
実際に夏の曇天時には、池全体が鮮やかな青色に見えました。
観光写真で見るような景色に近かったのも、この時です。
周囲の緑も濃く、美瑛の短い夏らしい鮮やかな景色を楽しむことができました。
4月上旬の午前中(曇り)
春先も印象的でした。
雪解けが進む季節ですが、周囲にはまだ残雪が残っています。
白い雪と青い池の組み合わせは非常に美しく、北海道らしい景色を楽しむことができます。
同じ青い池でも夏とはまったく違う雰囲気になります。
まだ冬の名残が残る静かな森の中で見る青い池は、どこか神秘的で、時間がゆっくり流れているような感覚になりました。
冬の青い池
青い池について勘違いされやすいことがあります。
それは、
「冬でも青い池は青いままだ」
というイメージです。
Appleの壁紙にも雪景色の青い池が使われていたため、冬でも綺麗な青色の池が見られると思う人も多いかもしれません。
しかし実際には冬になると池は凍結します。
私が4月上旬に訪れた際も、池の一部にはまだ氷が残っていました。
真冬には池全体が凍結し、一面が雪と氷に覆われることもあります。
そのため、Appleの壁紙のような「雪景色の中に青い水面が残る景色」を見たい場合は、凍結前後の時期を狙う必要があります。
逆に、全面が凍った白銀の青い池も幻想的で、夏とはまったく違う魅力があります。
夜のライトアップ
近年では夜間ライトアップも行われています。
昼間の青い池とはまったく異なる幻想的な雰囲気になり、池の青色や立ち枯れた木々がライトによって浮かび上がります。
季節によって演出が変わることもあり、昼と夜で二度楽しめるスポットになっています。
周囲が森に囲まれているため人工的な明かりが少なく、ライトアップされた青い池だけが暗闇に浮かび上がる光景は非常に幻想的です。
昼間とは別の場所に来たような気分を味わえます。
なぜ世界中から人が訪れるのか
青い池には派手なアトラクションはありません。
池の周囲を歩けば数分で一周できてしまいます。
それでも多くの人が訪れるのは、この場所にしかない色と雰囲気があるからでしょう。
青く輝く水面。
そこに立ち並ぶ立ち枯れた木々。
そして背後に広がる北海道らしい森の景色。
写真で見ても綺麗ですが、実際に目の前で見るとその不思議な美しさに引き込まれます。
また、「今日はどんな青色が見られるのだろう」という少し運試しのような要素があるのも、何度も訪れたくなる理由なのかもしれません。
美瑛を訪れるなら、ぜひ立ち寄りたい北海道屈指の絶景スポットです。
青い池の駐車場
記事取材時は広い舗装された駐車場が無料利用できましたが、今は有料化されています。
また、上の写真は早朝なので除雪されていないようですが、冬は除雪されるようです。
青い池
観光地情報
おすすめタイプ
ドライブ情報
有料の駐車場があります。
アクセス情報
所在地
住所:北海道美瑛町白金
マップコード:349 569 844*62
マップ
駐車場のマップ
※本記事や写真は訪問当時の情報です。最新情報は公式サイト等でご確認ください。










